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2012/11/05

吠える亀

 「パパ、亀が吠えてるよー。」

 千葉市動物公園の子ども動物園のベンチで寝ていたら、そう言う娘に起こされました。

 今日は、カミさんの出勤日で、半日娘と一緒に過ごすことになり、動物園の飼育員さんになりたいという娘が動物園に行きたいというので来ていたのでした。娘は喜んでいたけれど、私は疲れてしまい、子ども動物園から外に出ないことを約束したあとで、私だけベンチでうつらうつらしていたのでした。

 亀が吠える? 何かの間違いじゃないの? と思いながら、娘に手を引かれてこども動物園のゾウガメの場所に。
 近づくと、得体のしれない鳴き声が聞こえてきます。

 ゾウガメ舎に着くと、、、ものすごくでかいゾウガメが・・・・・交尾してました。
 鳴き声は、上に乗っているオス亀の吠える声でした。なんか、人間のおじいさんが吠えているような低い、よく響く声で、「あー!・・・・・・あー!・・・・」と叫んでます。間隔はものすごく開いてましたが、まさに交尾してるという感じの声。
 なんとも哀しげな声ではありましたが、衆人環視の中で出す声じゃないだろ、じいさん、って感じで、ちょっと笑いをこらえていたら、周りの親子連れはみんな真剣な表情。
 携帯で動画撮影しようかと思ったけれど、誰一人ビデオを回す親子連れはおらず。まあ、せっかくの楽しい動物園ビデオ、家に帰ってから、吠えるゾウガメの交尾の動画は再生出来ないよね。

 というわけで、携帯動画は撮影出来ず。
 娘は、乗られているメス亀が、乗っているオス亀と比べて明らかに小さいのが心配のようで、

 「甲羅、割れちゃうよ。いじめちゃ、だめだよねえ。」

 とか言ってる。。。。その後ろで、亀が吠える。

 「あー!・・・・・・あー!・・・・」

 よだれまで垂らしてやがる。
 生きとし生けるものの根源的、かつ神聖な儀式とは思いますが、なんと娘に説明していいものやら、、、、今日のところは何も説明出来なかった父ちゃんを許してください。

 とにかく、亀が吠える生き物だったというのは、はじめて見知って、意外でした。

 結局オス亀は、1分くらい吠えたあと、メス亀の上からえっちらおっちら降りて、一件落着。亀の吠え声に集まった親子連れも散開。

 ところが、別のところで、別の亀どうしがまた交尾。さきほどの大きなゾウガメほどではないけれど、やっぱり声を出してます。

 「ヤギさんでも見に行こうか。」

 娘を誘ってその場を離れたものの、ゾウガメの発情期にたまたま来ちゃったのかな、と思ったり。しかし7年くらい前、息子を連れて上野動物園に行った時、やっぱりゾウガメが交尾してるところを見たことがあったので、そんなに珍しいことではないのかなぁと思ったり。

 今日は結局夕方まで動物園と動物園併設の遊園地で娘と遊んで帰って来ました。娘の楽しそうな顔を見られたのがすいません楽しかったです。娘と二人で動物園なんて、いつまで行けるかな。

※MIXI日記から転載
2011/11/14

市原ぞうの国

 今日は、カミさんが昼から休日出勤。
 早めに昼食を、みんなで外食して、カミさんは仕事場へ。
 息子と娘と三人、どこかへ遊びに行こうかと言うと、息子はそれより家に帰りたいと言う。
 しばらく話し合った結果、息子は最寄駅から自宅に帰り、私と娘はドライブに。
 その時は、どこに行こうか考えていなかったのだけれど、しきりに動物の話などする娘。娘は動物園の園長さんになるのが夢で、そのために(?)今からハムスターが飼いたいのだけれど、私がダメと言っているので、すごくくやしいらしい。
 しかも、パパはいつも休みの日には朝寝していて、ぜんぜんダメじゃんパパ。とか抜かしやがる。
 「パパのいいところってさあ。アタシと遊んでくれるのと、毎日ちゃんと晩御飯作ってくれるところくらいじゃん。あとはダメじゃん。それに比べてじいちゃんは偉かったよねえ。」ていうか、そんだけでも十分でしょアナタと心の中で笑いつつ車を走らせる。
 娘、さんざん言いたいことを言った挙句、気が付いたら車の中でぐうぐう寝てやがる。時間はまだ12時過ぎ。

 くやしいじゃないですか。そんならいっちょ娘を驚かせてやろ。
 ということで、京葉道路に乗り、とりあえず市原インターまで。時間にしたら30分ほど。
 それでもまだ寝ているので、、、よござんす。「市原ぞうの国」でも冷やかしてやろうじゃないですかと京葉道路を降りて一路「市原ぞうの国」へ。
 娘が起きて、どこへ行くの?と聞く。内緒。どこに行くのでしょうねえとか答えるけどこれが高速を降りてからの距離が長い長い。20kmほど走ってやっと「市原ゾウの国」に着く。

 娘は大喜びで、してやったり。
 天気も良くて、行楽日和だったのだけれど、不便な立地のせいかお客はそこそこでそんなに混んでおらず、楽しめました。入場料は大人1800円、子ども900円。上野の動物園と比べたらえらい高いなと思いつつ。映画を見たと思えばまあかなと思う。

 入場するといきなり小さいバケツにバナナとニンジンを詰めたものを一個500円で売っていて、「動物のエサ」。たいてい、動物園てのは動物エサやり禁止ですが、ここは逆にそれを商売にしてるらしい。500円だから、まあいいかと思い、買う。

 で、園内をしばらく回ってみたところ、このバケツ、買わないと楽しめないことが判明。
 はじめから入園料に含めておきなさいよと言いたくなるくらい、鳥からサルから馬から鹿からカピバラから犬から豚まで、色んな動物にエサをあげられる。しかも良く食べてくれる。
 娘はひととおりの動物にエサがあげられて、満足してたようです。

 基本、ぜんぶが「ふれあい動物園」みたいな感じで、エサもあげられるような近い距離で動物に見たり触ったり出来る、こじんまりした動物園で、思ったよりも清潔でスタッフさんもちゃんと見ている、いい動物園だなと思いました。子連れ向けでした。

 「カピバラ放し飼い、エサやり放題」とか、はじめてカピバラ見ましたが、カピバラの野郎、ぬぼーっとしていて、すごく癒されました。

 ウマがいて、ニンジンをやりましたが、向こうも慣れたもので、こどもがエサをやると、ちゃんと唇で探ってニンジンをパクパク食べる。いきなりガブっと歯で噛んで子どもに怪我させないよう優しく頂いている。奥ゆかしさを感じました。ありがたいねえ。

 ゾウのショーはちょうど時間の狭間だったので見れませんでしたが、ちょうどショーが終わったところのゾウに触ることは出来ました。ゾウの絵は、もう書き終わっていたところだったけれど、一枚5000円で売ってました(笑)。キャンバスはゾウのフンで作った紙だそうです。

 最後は、ネコのふれあいコーナー。これは10分300円でネコと遊べるというお部屋。
 子どもだけはダメで、保護者同伴なので600円。ちょっと高いなぁと思いつつ、中に入ると、ネコだらけ。40匹はいたんじゃないかなぁ。奥で寝てる猫のほうが多かったけど、そのうち数匹がベンチのある庭に出てきていて、出てきているネコと遊べます。ていうか、なでるだけですが。
 人に慣れている、おとなしくて毛並みのいいネコばかりで、娘は膝の上にネコが来て、なで放題で大喜び。最初は、ちょっと甘かみされてびっくりしてましたが。
 しかしあれだけネコがいて、落ちていたり飛んでいる毛がほとんど無かったのは、よほどちゃんとブラッシングしてるのだろうと思いました。
 そのまま寝そうなくらい、ゆったりした時間も、あっというまに10分経ってしまいタイムアウト。
 マイミクのスメさんの職場は、ネコが何匹もいるそうで、可愛がり邦題のようですが、10分三百円で商売になってる動物園があると思うと、いいなぁと思います。

 というところで一時間強、動物と遊んだ後、三時前に「市原ぞうの国」を出発。夕方には家に着いていました。
 今度はもう少しゆっくり遊んできたいと思っています。
 スタッフさんも一生懸命やっている。いい動物園でした。

※MIXI日記より転載
2011/03/19

やぶへび

 地震に引き続く計画停電で、仕事もままならない状態が続いている。ばたばたしていて、すっかりホワイトデーのことなど忘れていた。

 今日、ふと思い出したので息子に聞くと、自作のお菓子をばあちゃん家で作って食べさせたという。レシビは自分でネットを見て調べたのだという。娘に聞くと美味しかったという。普段ぼーっとしているのに、粋で気の利いたことをするなぁと感動する。

 それでは遅ればせながら、わしも、と思って近所のコンビニに。当然ホワイトデーのコーナーなど無く、飴のコーナーで買い物をした。娘には包装の綺麗なフルーツ入りキャラメルを。カミさんには、、、迷った挙句、実用的なものがいいだろうと、口臭予防の「ブレスケア」を買う。実はこれが飴のコーナーで一番高い品物だった。

 家に帰って二人に渡すと、娘が開口一番、「やあねえ。」
 睨みつけてぷんぷんしている。

 「なんで?」と聞くと、

 「これじゃまるで、ママが口くさいみたいじゃない。」

 あそうか、そこまでは気が回らなかった。単にいいものをと思ったのに。野暮天だったか。

 「ひどーい。ママ傷ついちゃったわよ。」

 とまで、ぷんぷんした6歳児に言われてしまう。

 「うわーごめんごめん。」

 反省。

 これが家族の間の他愛もない話だからまだ笑い話で済まされるけれど、今、震災に遭われた方や、そのご家族、親戚、友人、知人の方達は今ほんとうに辛い中におられる。
 震災が少しずつ遠ざかって、緊張感も解けてきている今、何気ない一言やちょっとした行為で誰かを傷つけることにならないよう、特に野暮天の私は気をつけなければなと思う。

※MIXI日記から転載
2010/12/08

メールを打つ娘

 ヨソさまの娘さんの話じゃなくて、保育園児6歳のうちの娘のことです。

 まだひらがなもちゃんと書けなくて、「く」の字すら左右逆に書いたりしてる娘。でもメール(デコメール)を書いてるんだよ、カミさんから聞いたときには、半信半疑だった。
 たぶん、お義母さんに手伝ってもらいながら打ってるんだろう、くらいに思っていた。
 でも、先日ファミレスで夕食を取っていたとき、私の目の前でカミさんの携帯を手にメールを打って、

「できたー。ほらー。」

 とか言ってきたので、どれどれと見せてもらって驚いた。

「ばあちゃん、めいわくかけてごめんなさい。」

 と書いた下には、自分で選んだデコメールの「ありがとう」の絵文字が踊っている。

 送信したら早速お義母さんからメールが来ていて、

「こどもは めいわくかけて おおきくなるんだよ。」

 とのこれまた泣ける返事。

 ひらがなも書けない子どもが、電子メールではちゃんと大人顔負けのやりとりが成立していることに驚きました。IT化ってのはこういうことなんだなと実感しますた。

 IT企業の偉いさんが新サービスをぶちあげるのを見たり聞いたりするより、身内の6歳児と還暦過ぎの女性の間の、心の通ったディジタル通信を目の当たりにするほうが、よほど感慨深かった。

 21世紀なんだな。。。

※MIXI日記から転載
2010/05/19

夜中のヒゲはちょっと痛い

デコにチュウ ヒゲが目に入り 泣く娘

※MIXI日記より転載