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2014/04/29

Ⅰ.概要 【コード譜作成】

Ⅰ.概要

●このプログラムについて
 Microsoft Excel を使ってのコード譜の入力・編集・印刷をサボートするためのフリーウエア(VBA(マクロ))です。
 Excel を使用したことがある方を前提に作成しておりますので、Excelそのものの使用法につきましては、Excelのマニュアル、Web 等を参照ください。

ZouT003.jpg
 通常の編集アプリケーションでは、図2-1 のように、ひとつのアプリケーションが複数の編集データファイルを読み書きしながら編集します。

 これに対してExcel は、VBA(マクロ)と編集データとがひとつのファイルに入っています。(図2-2)

ZouT004.jpg

 新しいコード譜を作成する場合は、元になる自分自身のExcelファイルから、別名で保存していって使用します。VBA(マクロ)だけを入れ替えることは出来ませんので、バージョンアップ時などの際には、ご注意下さい。


●コード譜の編集エリアについて

ZouT005.jpg このブログラムでは、マクロを使った編集が出来るセル範囲を「編集エリア」(左図赤枠)と呼び、その範囲内でコード譜編集を行います。

 編集エリアの範囲、行や列の削除・挿入は、コントロールフォームのボタンを使って行うようにして下さい。

 直接に行や列の削除と挿入を行うと、編集エリアが崩れてしまい、マクロが正常に動作しなくなります。

 行や列のサイズ、文字フォントについては、自由に編集することが出来ます。





編集エリアのそれぞれの行は、以下の順で三行がひとつの編集単位として並んでいます。

ZouT006.jpg

※編集行の識別は、隠れているB列に記述してあります。B列を削除するとマクロが正常に動作しなくなりますのでご注意下さい。
※編集エリアの背景色は、コントロールフォームのチェックボックスによって着色したり、しなかったりを切り替えることが出来ます。また背景色の色そのものを変更することも出来ます。




2014/04/29

Ⅱ.プログラムの起動 【コード譜作成マクロ】

Ⅱ.プログラムの起動

 「コード譜作成 Excel マクロ」 は、ダウンロードしたExcel ブックのファイルを開いた時に起動します。

 その際、以下のようなセキュリティ警告が出る場合があります。マクロを有効にしないと、本プログラムは実行出来ません。ユーザー様の判断で、マクロ(VBA)を有効にしてご使用ください。
 ※悪意のあるマクロ(VBA)コードは本プログラムには入れておりませんが、マクロ有効のご判断は、ユーザー様の自己責任でお願い致します。

ZouT007.jpg
セキュリティ警告が出たら、「オプション」を選んで、

ZouT008.jpg

 「このコンテンツを有効にする」を選択して「OK」ボタンを押し、マクロを有効にします。これで編集用のマクロフォームが開きます。
 他のExcel バージョンでは画面は異なりますが、同じ操作を行います。

 なお、いつもいつもこの警告が出ないよう、特定のフォルダを信頼できる場所に指定して、この警告を出さないようにすることも可能です。こちらを参照下さい。

2014/04/29

Ⅲ.とりあえず使ってみる 【コード譜作成マクロ】

Ⅲ.とりあえず使ってみる

タイトルの入力
 「コード譜タイトルに反映させる」「ファイル名に反映させる」チェックボックスがチェックされていることを確認し、曲名とコメント(演奏者など)を入力します。
ZChord301.jpg
 「コード譜タイトルに反映させる」チェックボックスにチェックを入れると、曲名とコメントがコード譜に自動的に反映されます
 「ファイル名に反映させる」チェックボックスにチェックを入れると、曲名とコメントがファイル名へ自動的に反映されます。


新しいファイルの作成
 名前を付けて保存ボタンを押して、新しいファイルを作ります。
ZChord302.jpg
ファイル名を変更する場合は、このダイアログで変更下さい。


歌詞の読み込み
 「歌詞テキスト」シートにて、枠の中に歌詞を書き込み(またはペースト)し、「歌詞読込」ボタンを押します。
ZChord303.jpg
 編集エリア変更表示が出ますので、「はい(Y)」を押します。

ZChord304.jpg
コード譜シートに歌詞が読み込まれます。
※「歌詞テキスト」を使わず、直接コード譜上に歌詞を書き込むことも可能です。

ZChord305.jpg

コードテーブルへのコード入力
 「コードテーブル」タブを押して、曲の中で使用されるコードを入力します。右クリックで、音名、コード種別、分数コード音を入力します。間違えた場合はDelete キーで。
ZChord306.jpg
コード一覧が表示されます。ここで、移調したとき、自分が弾けそうなコードのアタリをつけることが出来ます。

ZChord307.jpg

コード譜へのコード入力
 コードを挿入したい場所を右クリックして、メニューの中からコードを選んで入力します。表示されるコードは、先ほどコードテーブルで入力されたコードのみです。
ZChord308.jpg

印刷プレヴューで確認
 レイアウトを確認するため「印刷プレヴュー」ボタンを押します。編集エリアの背景色が消え、編集エリア範囲の印刷プレビューが表示されます。
ZChord309.jpg

コード譜の手直し(任意)
 必要であればコード譜のフォームを手直しします。ここでは1番と2番の数字を入れ、二番の前のブランク行を広げて見やすくしています。
ZChord310.jpg

完了。印刷へ。
ZChord311.jpg



2014/04/29

Ⅳ.各部の名称 【コード譜作成マクロ】

Ⅳ.各部の名称

1.全体構成

ZChord401.jpg
①コード譜ブック
「ぞうパパコード譜」本体です

②コントロールフォーム
コード譜入力に必要な操作と表示を行います。
マクロを有効にすることで表示されます。

2.ワークシート
①「コード譜」ワークシート
コード譜の編集・印刷を行います

ZChord402.jpg
②「コードテーブル」ワークシート
ZChord403.jpg
 曲中で使用するコードの入力と、移調した時のコードの一覧を表示します。また音名の #, b 指定、コード種別の入力を行います。
 入力は半角英数字です。
 コードテーブル選択色、コード譜背景色も、ここにあるセルの色を変えることで変更可能です。

③「歌詞テキスト」ワークシート

ZChord404.jpg
●「歌詞テキスト→コード譜」ボタン
歌詞テキストの内容を全体を、コード譜へ入力します。

●「コード譜→歌詞テキスト」ボタン
コード譜編集エリア内の歌詞の内容を、歌詞テキストへ読み出します。

④「ChordPro」形式テキスト作成シート

ZChord405.jpg
●「ChordPro作成」ボタン
 コード譜の内容を、ChordPro形式のテキストとして表示します。
 ChordProテキストは、OnSongなど他のコード譜表示アプリケーションで使用することが出来ます。ChordPro形式テキストエディタとして使用できます。


3.コントロールフォーム
●現在編集エリア

ZChord406.jpg
上図の表示は、コード譜ワークシートの編集エリア(マクロが有効なエリア)の範囲を示します。ここでは値の入力は出来ません。

ZChord407.jpg
●タイトルタブ
 コントロールフォーム中段の「タイトル」タブを押して開きます。
 コード譜タイトル、保存ファイル名の自動作成をサポートします。

ZChord408.jpg

●編集タブ
 コントロールフォーム中段の「編集」タブを押して開きます。
編集エリア範囲変更と編集行の追加・削除をサポートします。

ZChord409.jpg

●文字整形タブ
 コントロールフォーム中段の「文書整形」タブを押して開きます。
 編集エリア内の文書整形をサポートします。

ZChord410.jpg

●移調・印刷プレビュー
ZChord411.jpg