FC2ブログ
2020/08/15

ドロッパーボトルが便利

 ネジロックという、一種の接着剤があって、ごくごく少量をネジの間に染み込ませるように使うわけですが、これが大きなボトルだとなかなか難しい。ドバっと出たりすると拭き取りも大変。

 ということで、Amazon でドロッパーボトル(グルーボトル)なる小さな樹脂のピンを買ってみた。10本で1000円なので、まあ使い捨てかなと思って。ところがこれがとても便利。耐久性もあってずいぶん長いこと使っています。柔らかい樹脂製のボトルの先に、太い注射器のような金属のパイプが付いていて、使うときにはボトルの腹を押すと、いい具合に調整しながら滴下することが出来ます。たぶんアクリルの接着剤にも良いのではないかと思います。

 で、最近どうもアルコール(エタノール)が、お高いので、節約するためにこのボトルに入れてみました。綿棒にエタノールを染ます時も必要最小限なので実際かなり節約になっています。
 ついでに、拭き取り用のメタノールもこのビンに入れています。メタノールは毒なので、間違えないように赤いテプラを貼っています。

 ということで、とりあえず便利グッズの紹介でした

20200815.jpg
2020/08/08

ヤカンの水


20200808.jpg

 いつも、台所には水を入れたヤカンを置いています。ポットのお湯が減ったら、この水を使います。
 僕の実家は大した家でもないので、家訓などというものは無いのですが、「台所にはいつも水を満たしたヤカンを置いておけ」というのが、母方のじいさんからの言い伝えで、我が家もそれを守っています。
僕のじいさんは山形の貧農出身で、東京へ出て来て職人をはじめたとたん、関東大震災に遭いました。その時に、水の大切さと火事の恐ろしさを身に染みて感じたらしく、じいさんは僕のお袋に「いつでもヤカンには水を満たしておけ」と言っていて、お袋もそれを守っていました。
 非常用の水というのはもちろんですが、もしヤカンが転倒するくらいの大地震なら、台所が水浸しになる。火を使っていれば消えるかもしれないし、多少でも台所が燃え広がる確率が減るし、消火するまでの時間稼ぎになるかもしれないから、というのがヤカンに置き水をする理由でした。多少の出火、やけどでも使え、とも言っていました。オマケですがヤカンに水を取り置きしていると、水も美味しくなっています・・・
 はっきり言ってマンション住まいではあんまり関係ないかとは思いますが、我が家でははいまだにこれを墨守しています。ヤカンに水を入れるたび、災害のことを思い出すことが出来ますし。
 ちなみにこのヤカンは23年前、結婚した時に買ったものです。幸いなことに非常用に使ったことはまだ一度もありません。