FC2ブログ
2023/12/07

チェンジニアとエンジニア

チェンジニア という揶揄がかつてありました。故障箇所の特定も行わず、当てずっぽうで「この辺だろう」と部品を交換・チェンジする、直らなければまた交換する、を繰り返すので「チェンジニア」。

 修理の仕事をはじめた頃は先輩から「チェンジニアになるな。エンジニアになれ」と言われておりました。
 一番良くないのは故障の再現、故障箇所、故障原因の特定もしないで、思い込み、予断でとりあえず部品交換してしまうこと。当てずっぽうで交換しているわけですから時間も部品代も無駄にかかります。

 こちらの記事を拝見しておりますと、少ない故障状況、故障情報しか紹介されていないにも関わらず、予断で「ここが悪いのでは?」とのアドバイスをされていらっしゃるのを散見いたします。もちろん親切でアドバイスされていらっしゃることですが、ただ間違いなく故障箇所が特定出来ていないなら・・・かつてチェンジニアと揶揄されたやり方です。

 プロじゃないし楽しみなんだからいいだろう、と仰るかもしれませんが、プロもアマも故障修理という目的は同じ。下手に手を下したおかげで元々の故障原因が分からなくなってしまうことや、二次故障(修理をしたおかげで別の箇所が故障)でお手上げ、という懸念もあります。

 DO-SEE-PLAN という仕事の進め方がありますが、こと修理に関しては最初に DO があってはならず、腫れ物に触るようにSEE-PLAN を繰り返して情報収集し、故障箇所を特定してからはじめて DO (部品交換・手直し)しないと、チェンジニアと言われても仕方がないかなと思ったりいたします。

 もうひとつ、先輩から言われていたのは「正常動作を理解せずに異常動作の修理は出来ない」でした。
 表面実装基板など、簡単に部品交換が出来ない装置が増えていることも理解しておりますが、部品単位で修理交換出来る装置もまだまだ現役で使えております。

※以上はFacebook 「おとなの電子工作」グループへ投稿し、削除された投稿になります。
kouji_maintenance.png