アコを弾かずに椅子を引き
4月から通っているアコーディオン教室の発表会がありました。
私は入ったばかりのため、サポートスタッフで参加。みなさんの体格にあわせた椅子を、ステージ上に持って行ったり、引いてきたりする係でした。
というわけで、アコーディオン弾かずに 椅子を引いて来ました。
朝の八時半から、夜まで、一日参加してきましたけど、面白かったー。
開演は14:00だったので、それまでは準備とリハーサル。約30人のアコーディオン独奏をサポートさせてもらいました。色んなアコーディオンも見れて、色んな年代の方を見れて、ほんとに楽しかった。
子供の頃は、ピアノとか、音楽の発表会なんざ、行きたくても行けなかったので、舞台裏からの参加でしたが、ああ、こんな感じなんだ、と改めて実感しました。
全員、成人の方で、最高齢は80歳。これがお三方。演奏は、、、間違えてましたよ。間違えてましたけど、汗を拭き拭き、一所懸命弾かれていたのには、感銘を受けました。40代でアコーディオンが重い、なんて言ってられねえな、って感じでした。
80歳のカラダボロボロのおばあさんの弾くたどたどしいアコーディオンの、「みかんの咲く丘」の暖かさ。それを見守る観客。「ヘタウマ」ってのは、場が見守っていればアリなのだなと改めて思いました。彼女がトップバッターでした。この日のために腰に注射を打って来たそうです。
そのあとは、「あ、これなら少し練習すれば弾けるかな」のレベルの方もいらっしゃいましたが、5年以上教室に通われている方は、「スゲエ」の一言でした。ベローシェイクといって、蛇腹を左右に振りながら「ガガガガ!」と音を出すテクニックや、フリーベース(左手がブンチャッチャでなくてメロディーを弾く)でバッハを弾く方がいたり、こりゃあ参った、でした。
それと、改めて驚いたのは、アコーディオンのオーケストラ。「フィンランディア」をやる、と聞いて、どうせたいしたことないだろうとタカをくくっていました。だってこの独奏楽器が集まって、なんとかなるようなものなら、アコーディオンオーケストラがこの世にたくさんあってもおかしくはないではないですか。
「フィンランディア」は総勢30人強、曲が始まってからそれが誤解であることが分かりました。元々、音量の大小が出しやすい楽器。ある意味バイオリンやビオラ、チェロ並のダイナミックレンジを持っている。その上の人数ですから、斉奏すれば「おお!」って感じでした。
上手い人も そうでない人も集まって、これなので、ちゃんと集まったら凄い事になるなと思いました。実際、スロベニアとかでは、そういう集まりがあるそうですが。。。
と、評論家はそれくらいにして、私の椅子引きのお仕事ですが、、、三人トリオでやったのですが、非常にキビキビしていて間違いもなく、プロを雇ったのですかと言われたそうで、好評でした。来年は演奏で好評を得たいです。
振り返って、、、正直発表会に参加するまでは、カビの生えたような杓子定規の演奏ばかりじゃないかと思っていました。先生は基本クラシックの作法で厳しく教えているので。でも、ステージ上の演奏者さんはみんな光っていました。みなさん「この日のため」ですから。舞台袖で、次の出番の方が待っている方たち、みんなオーラを発していて近寄りがたい(笑)。
そのあとの、打ち上げの楽しさ。普段は厳しい先生も、このときとばかりに盛り上げる。オトナの教室だから出来ることなのでしょうが。
打ち上げで話したら、意外と学校関係者が多い。ご夫婦で音楽の先生とか社会科の先生とか。
それと、まだ30歳そこそこの男性、ロッカーみたいな格好をして、鼻ピアスはするわ、海賊帽子はかぶるわ、ズボンはタイツみたいでシマシマだわ,なのに、一発入魂の「チゴイネル組曲 No.3」をきっちりカマしていたのにはシビレました。打ち上げでは、日本で一番ガラの悪いアコーディオニストですと言っていたけど、好きだなぁ。梶原さんと言っていました。
アコーディオン、面白いです。お金がかかるのがタマにキズですが。
※MIXI日記から転載
私は入ったばかりのため、サポートスタッフで参加。みなさんの体格にあわせた椅子を、ステージ上に持って行ったり、引いてきたりする係でした。
というわけで、アコーディオン弾かずに 椅子を引いて来ました。
朝の八時半から、夜まで、一日参加してきましたけど、面白かったー。
開演は14:00だったので、それまでは準備とリハーサル。約30人のアコーディオン独奏をサポートさせてもらいました。色んなアコーディオンも見れて、色んな年代の方を見れて、ほんとに楽しかった。
子供の頃は、ピアノとか、音楽の発表会なんざ、行きたくても行けなかったので、舞台裏からの参加でしたが、ああ、こんな感じなんだ、と改めて実感しました。
全員、成人の方で、最高齢は80歳。これがお三方。演奏は、、、間違えてましたよ。間違えてましたけど、汗を拭き拭き、一所懸命弾かれていたのには、感銘を受けました。40代でアコーディオンが重い、なんて言ってられねえな、って感じでした。
80歳のカラダボロボロのおばあさんの弾くたどたどしいアコーディオンの、「みかんの咲く丘」の暖かさ。それを見守る観客。「ヘタウマ」ってのは、場が見守っていればアリなのだなと改めて思いました。彼女がトップバッターでした。この日のために腰に注射を打って来たそうです。
そのあとは、「あ、これなら少し練習すれば弾けるかな」のレベルの方もいらっしゃいましたが、5年以上教室に通われている方は、「スゲエ」の一言でした。ベローシェイクといって、蛇腹を左右に振りながら「ガガガガ!」と音を出すテクニックや、フリーベース(左手がブンチャッチャでなくてメロディーを弾く)でバッハを弾く方がいたり、こりゃあ参った、でした。
それと、改めて驚いたのは、アコーディオンのオーケストラ。「フィンランディア」をやる、と聞いて、どうせたいしたことないだろうとタカをくくっていました。だってこの独奏楽器が集まって、なんとかなるようなものなら、アコーディオンオーケストラがこの世にたくさんあってもおかしくはないではないですか。
「フィンランディア」は総勢30人強、曲が始まってからそれが誤解であることが分かりました。元々、音量の大小が出しやすい楽器。ある意味バイオリンやビオラ、チェロ並のダイナミックレンジを持っている。その上の人数ですから、斉奏すれば「おお!」って感じでした。
上手い人も そうでない人も集まって、これなので、ちゃんと集まったら凄い事になるなと思いました。実際、スロベニアとかでは、そういう集まりがあるそうですが。。。
と、評論家はそれくらいにして、私の椅子引きのお仕事ですが、、、三人トリオでやったのですが、非常にキビキビしていて間違いもなく、プロを雇ったのですかと言われたそうで、好評でした。来年は演奏で好評を得たいです。
振り返って、、、正直発表会に参加するまでは、カビの生えたような杓子定規の演奏ばかりじゃないかと思っていました。先生は基本クラシックの作法で厳しく教えているので。でも、ステージ上の演奏者さんはみんな光っていました。みなさん「この日のため」ですから。舞台袖で、次の出番の方が待っている方たち、みんなオーラを発していて近寄りがたい(笑)。
そのあとの、打ち上げの楽しさ。普段は厳しい先生も、このときとばかりに盛り上げる。オトナの教室だから出来ることなのでしょうが。
打ち上げで話したら、意外と学校関係者が多い。ご夫婦で音楽の先生とか社会科の先生とか。
それと、まだ30歳そこそこの男性、ロッカーみたいな格好をして、鼻ピアスはするわ、海賊帽子はかぶるわ、ズボンはタイツみたいでシマシマだわ,なのに、一発入魂の「チゴイネル組曲 No.3」をきっちりカマしていたのにはシビレました。打ち上げでは、日本で一番ガラの悪いアコーディオニストですと言っていたけど、好きだなぁ。梶原さんと言っていました。
アコーディオン、面白いです。お金がかかるのがタマにキズですが。
※MIXI日記から転載
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