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2010/08/05

鉛筆

 会社では、ちまちまとメモを取ることが多い。
 今までは、メモを取るためには主にボールペンを使っていたのだけれど、先日、机の引き出しの中にBの鉛筆があることを発見。カッターナイフで削って使ってみたところ、とても調子がいい。

 第一に、最近、老眼気味なので、Bの鉛筆で書いた自分の字は大きくて見やすい。第二に書き味がいい。素朴な感じ。書きなぐっても強弱が付いている。アイディアを図を書くときとかも、薄く書いたり濃く書いたりができる。

 ということで、この鉛筆と、A4コピーの裏紙を重ねてA4の画板(回覧板に使うやつ)に挟んだものを愛用している。

 パソコンを使った仕事をしてるのだけど、メモはやっぱり手書きのほうがいいと思う。携帯の入力なんか大嫌いだし、我ながら旧式の人間だと思う。

 鉛筆を使っていて思い出すのが小学生の頃。
 私の家は豊かではなかったので、いつも三菱の緑色の安い鉛筆を使っていた。確か20円だったと思う。
 でも、友人たちには「ユニ」とか「ハイユニ」とかいう高い鉛筆を使っている奴が結構いて、これが当時100円した。
 仲の良かった友人は絵が得意で、筆箱の中にはHBはじめB、2B、4B、それからFなんていうのをずらりと揃えていた。これが全部「ユニ」だった。カッコよかった。
 70年代前半、ラーメン一杯が150円くらいだったと思うから、当時の100円は今なら400円くらい。10本も持っていたら4000円分を筆箱の中に入れていたことになる。この頃、鍵付きの筆箱が流行っていたけど、今考えると確かに鍵をかけたくなるような高価なものを中に入れていたのだな、と思う。

 会社で鉛筆を使うと調子良いので、アスクルで追加注文をお願いしたところ、驚いたことに鉛筆の値段は40年前と変わっていない。緑色の三菱鉛筆も20円のままだった。
 文房具に関しては、今の子供たちのほうが格差を感じることは少ないんじゃないかなぁなどと思った。

※MIXI日記から転載

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